ある島の男とわたし

小さな会社の社長である夫とわたしのこと

家にいない男

ある島のれいの男は、家にいることが

ほぼ、なかった。


土曜日も、日曜日も、祝日も、

男は作業着を着て、いつも通り家を出た。


そんな生活が、もう10年続いていた。

男はラインのグループをつくった

島の男は、今日は何を思いたったのか、

男の会社のグループラインを作った。

4人だ。


男と、遅刻ぎみの従業員と、パートの女

と、妻のわたし。


だが、わたしはまだ、参加していない。

従業員の遅刻に悩む男

ある島の男は、たった1人の従業員の自由な

遅刻に悩み、今朝も家を出た。


大きなペナルティをかすべきか、どうすべきか。今まで遅刻代は時給で引いてきたが、効果なし。その分、自由な残業をしてくるだけだ。


小さな会社は、規則が難しい。

知り合い系とか、仲間系とか、初めに雇うと

上下関係が難しい。