自分の分を取り忘れる男
島の男は、がんばる男だった。
朗らかで、明るく、いい人間だった。
たくさんの仕事をこなした。
おおきな仕事を得る素質もあった。
おおきな仕事が来たときは、みんなにも
分けてやった。男は誇らしかった。
その前に見栄っ張りだった。
共存共栄。
それが男の好きな言葉。
だかいつも、自分の分を取り忘れた。
どんなにおおきな仕事が来ても、
最後にはいつも、何にも残らなかった。
島の男は、がんばる男だった。
朗らかで、明るく、いい人間だった。
たくさんの仕事をこなした。
おおきな仕事を得る素質もあった。
おおきな仕事が来たときは、みんなにも
分けてやった。男は誇らしかった。
その前に見栄っ張りだった。
共存共栄。
それが男の好きな言葉。
だかいつも、自分の分を取り忘れた。
どんなにおおきな仕事が来ても、
最後にはいつも、何にも残らなかった。
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