ある島の男とわたし

小さな会社の社長である夫とわたしのこと

人に遣われたくない男

島の男は、人に遣われるのだけは

どーしても嫌だった。


だがしかし、今の自分にやりたいことや

今の事業にビジョンがあるわけでも

なかった。


体質の古い会社と共にするのも嫌だったし

社会を先取りしている会社と共にするのも

嫌だった。


自分が社会を先取りしたかった。